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見知らぬ土地に行く度に再訪を決意し、またその度に自分の歩む道肌が狭くなっていく事を感じ、怯える。 背負うものの重さに怯んで逃げ出した先で、新たな追憶を背負い込む私は、限りなく強欲なのだろう。 未だ知らぬ人、未だ知らぬ土地を思う度にこみ上げてくる切なさは、知り合えそうで知り合えない無数のものものにのみ捧げられるべきではなく、自らの欲深さに対する罪悪感にこそ捧げられるべきなのであろう。 |
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