+ルーブル美術館+


もう二度と行きたくない。
ほど、広い!広い!広い!広い!広い!
とにかく広い!
パリの全体地図でも建物の形がはっきりと分かるくらいデカイ!
そしてその建物のほとんどが美術館!ハンパない、ヤバイ、広い、疲れる、もう行きたくない。
確かに収蔵作品は素晴らしいし、楽しいけど…。建物もすごく良いけど…。
疲れる。本当に疲れる。
一週間あまりの滞在のうちに四回も行ったけど、まだ完全に見切れてません。
樫田意中の作品や、工事中の部屋があったり、疲れて疲れて見るのを飛ばした部屋とかも多数…。
じっくり見るつもりの人はそれなりの覚悟を持っていくべきですね。
フィレンツェのウッフィツィ美術館について、ガイドに「じっくり見るなら一週間は必要」と書いてあったけど、あれで一週間なら、ルーブルは一ヶ月は必要ですね。
本当にしんどいですよ。見るの大変。
とかなんとか言いながら結局四回も通った訳ですが。
小型のパイプ椅子とか持っていきたかった…。あれば便利だっただろうな〜。
まぁおかげさまで広い美術館を巡る際のコツがつかめましたが。
つまり、自分が「一生の名作!」と感じる作品以外の前では立ち止まらない、というコト。
いちいち一つ一つ見ていったらキリがありませんし、疲れも倍増。
あとお弁当持っていって正解。
館内は飲食禁止ですが、外の公園では食べられるし、周辺の売店は混んでいるし高いし。
あとあめ玉とかチョコとか、脳みそに栄養をくれるものをポケットに忍ばせてゆくべき。
でないと、途中から疲れて世紀の名作を見る心のゆとりがなくなってくる(笑)
…というくらいに広くて見て回るのが大変です。
部屋が細かく分かれているから地図を読むのも一苦労だし、階段とか結構分かりにくし、時間や曜日によってしまってたりするし…。
そうそう、ルーブルは全館休みの日は確かに週に一回ですが、曜日ごとにしまっているフロアがあります。そこまで書いてある親切なガイドを持っていればかまわないのですが。
どうしても見たい作品がある方は美術館に問い合わせた邦画よいと思います。
また私のように何回かに分けていくつもりの方は、最初に行った時に開いている曜日とフロアチェックしておいた方が無難です。
これについての情報は、階段の踊り場などに看板で示されていました。
ひょっとして受付のところに案内があるかもしれません。こちらはチェックしていないので不確かですが。
というわけで、憧れのルーブルはわがままな魔性の女の如き存在でした。
今日はここは閉まってるだの、あそこに行くはこっちの階段だの、さんざんこっちを振り回すだけ振り回して、それでも通わずにはいられないこの魅力…。まさに魔性の女。
ちくしょう、見事罠にはまっちまったわぃ。
まぁ駿河のように特別絵画に興味がある訳でもなく、モナ・リザ(フランスではラ・ジョコンダと呼びます)とミロのヴィーナスが見れれば満足…という方は、地図もらってそれだけ見て帰れば問題ないと思います。
それでも相当歩かされる事は事実ですが…。
図録を事前に買って見たいものをチェックしておくのも、時間に制限がある方には良いかもしれません。
まぁ大変ですが、それだけ大変な思いをする価値はあるところだと思います。
あー、んで。
ここから先は駿河の完全な独断と偏見に満ちた愚痴なので、読みたくない方は読み飛ばしてください。
では、始めます。
個人的にすごく気になったのは、観光客の多さ(実は、ここはそうでもない、という事がイタリアのウッフィツィやバチカンのバチカン美術館に行って判明する訳だが/笑)。
しかも局地的な多さ。ミロノヴィーナスとか、ラ・ジョコンダの前とか、本当あり得ないくらいに人が多い。
そこらの人を取っ捕まえてこう聞きたい。
「お前らは本当に美術に興味あるのか?」
いや、有名なものを見てみたい、という気持ちは分かります。
ひょっとしてツアーだから来たけど今回の訪問で美術に目覚めた、っていう人もひょっとしているかもしれないし、そういうふうに美術が広く人々の目に触れる事は悪い事ではないんだろうが…。
個人的にはぶっちゃけ、ウザイ。
好きじゃない人、興味ないやつは来るな!といいたい。
ミロのヴィーナスがあるなー、一緒に写真撮ろー、あ〜見た見た、ミロのヴィーナス見た、私ってすっごーいとか思っているオツム弱いチャンは正直逝ってヨシ。
私が許す、私が許すから、頼む絡もう二度と来ないでください、このバカタレ。
と言いたい。
邪魔なんだよ!真剣に鑑賞している人や、鑑賞したい人がいるのに、長時間絵の前に陣取って写真をパシャパシャパシャパシャ……ムキーッ!(思い出しただけで腹が立ったらしい)
中には美術学校の学生で、将来絵を仕事にするために真剣に技法を盗もうとしている人もいるし、私のように下手の横好きで、美術は胴のなんて偉そうに語る口は持っちゃいないけど、とにかく絵が大好き!って人とか、美術史の研究のためにじかに作品を見比べたいら来てる人とか、そういう「真剣さ」を持って見に来ている人が大勢いるんだ!
観光とかじゃなくて、好きでも嫌いでもないけど、話のタネにってコトで来てる輩!出てけ!帰れ!
人類の宝を「話のタネ」にすんなヴォケ!と叫びたい。
そして作品をやたらに写真に撮る連中にも言いたい。
死んで良いよ。
あのね、写真だけなら良いよ、でもフラッシュはたくな!ジョーシキだろ、ジョーシキ!!
お前のママンはそんな事も教えてくれなかったのか、アンポンタン!
絵が傷むんだよ!!!
ただでさえ完成から何年も何十年もたってて、何回も何回も、色々な人達が血が滲むような思いで修復したり保存してきたモノなんだよ!!
強い光、高温や湿度は絵画の敵なの!だから照明もわざと暗めにしてあるんだろ!?
それくらいも分からんのか、こンのエア・ヘッド!!!
っつーかさ、ミロのヴィーナスとかラ・ジョコンダとかだったら、あんたらよりもよっぽど写真が上手な人がたくさん写真とって画集とかハガキとかに載ってるからさ、正直にそれ買って帰れ。
てめーらのチンケな技術とカメラじゃ足下にも及ばないような写真がたくさんあるんだからさ。
画集に載っていないマイナーな絵だけど気に入った、とか、研究でどうしてもこの絵が必要だが、肝心の部分の拡大図がない、とか、そういうのだったら撮影もまぁわからんでもないが(フラッシュなしでね)。
記念撮影で家族とか恋人とか入れて撮りたい、とかならまだ我慢するが。
本当、どーにかしてくれって感じ。
アンタら、見てても別に楽しくないでしょ?
日曜にテレビでワイドショー見てた方が楽しいでしょ?
うん、だったらそうしよ?
だからね、帰ってください。っつかそもそもこんなトコ来るな。
美術館なんてオタクくらいしか楽しめないトコなんだからさ。
あーくそ。
という具合に、懐が浅い人間はイライラも溜め込んでしまうので、くれぐれもシーズン中には行かないように。
せめて夏のバカンスシーズンとか(駿河は微妙にこれを外したのだ)、真冬の寒くて誰もいないときとかに行くべきですね。
はい、次は冬に行きます。寒いけど。美術館に行くには冬に限るよ…。きっとね。サムだろうが。氷点下だろうが。
まぁでも本当に満たされました。
行って良かったなーと思います。
自分の人生に投資してるという感じがありました。
本当に行って良かったです。相当、疲れたけど。

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